このブログは更新を終了しました。
ネットで見かけただけの見ず知らずの私に、たくさんの物資を託してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

このブログは、支援やボランティアが必要だった「震災直後の記録」として、そのままの状態で残します。

これからは、物資の支援から、消費の支援へ。
被災地に行ってお金を使おう!

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Aug 23, 2013



趣味が高じて買った積載車(クレーン付き)で週に1~2回、水没車を引っ張ったり吊り上げたりしています。
当初は空荷で往復してましたが、現在は皆さまからの救援物資も直送中。
「災害派遣車両」として高速道路が使えるようになり、ブログを始める余裕ができました。

東京での想像と、現実とのギャップ。
これを、少しでも埋めたいんです。


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今回、被災地に戻る直前にツイッターで見かけた緊急情報が2つ。


1つ目は、ペットの話。
飼い主がいなくなった犬を、新しい里親のところに送りたい。
引き取りに来ていただける方、いませんか?
……というお話し。

たかが犬コロ、そんなこと気にしてる場合なのか?
……とか、思うかもだけど。

ペットを飼ってる人にとっては、大切な家族の一員。
ペットを連れて逃げようと引き返して、津波に飲み込まれた方も、多数いらっしゃるそうです。

私は、全国あちこちに出かける身。
犬も猫もヘビも飼ってませんけど、その気持ちはわかります。
牛とか馬とかワニとか言われると、困っちゃうけど。
ケージに入った犬や猫なら、トラックの荷台いっぱい、好きなだけ積んでください!
……と思ったのさ。

ただ、私が応じる前に、締め切られてしまったそうで。
犬や猫を運ぶ話しは、なかったことに。


2つ目は、人間の話。

新聞にも載ったらしいんですけど。
ある地域では、地区のほぼ全戸が流されてしまったけど、1軒だけ無事だった。
その1軒の1世帯だけが自宅避難をしている。
孤立してて物資が届かず、ロウソクでの生活。
しかも、介護の必要なお年寄りがいる。
このお宅に、早急に生活物資を!
……というお話し。

仕事の合間の、0泊3日の弾丸ボランティア。
週に1~2回の不定期便になってしまいますが、私でよければ届けに行きますよ。
……と、すぐに申し出て。

それでは、こちらは物資を集めますね、と返事をいただいて。

それで今回、まずはご挨拶に行ってきました。
集まった物資を届けに来る1人は、私になりそうです、と。


ところが、どっこい。
違ったんですよ。

確かに、数日前までは生活物資が届かず困っていた。
でも、新聞記者さんにちょっと話したら、それが全国版に載ったらしくて。
見せてもらったんですけど、地元版では1面にカラーで載ってました。

で。
さらに、インターネット(たぶんTwitter)でもぶわぁ~!っと広がったらしくて。
あっという間に、大量の物資が届いたらしいです。

しかも、介護が必要とは言っても、症状が軽い日もある。
Twitterで拡散していた話ほどの緊急性はなかった、とも。

これが、マスコミやインターネット、そして便利な万能ツールだと(一部では)思われている、Twitterの欠点ですよね。


フジテレビの情報操作については、このブログでも「被災されたあなたへのレクイエム」で書きました。
マスコミに登場した被災地にばっかり、全国からの支援物資やボランティアが殺到している。
……という話も、ご存知だと思います。

だから、マスコミの欠点については、今回は省略。

今回は、Twitterやブログに代表される、インターネットの欠点について。


「ここに、こういう困ってる人がいます」
「至急、ここにこういう物資を!」
……という形で始まる、支援の依頼。

Twitterでは、RT(リ・ツイート)って言うんですけど。
これが、ぶわぁ~!っと、あっという間にたくさんの人に拡散していく。
これがツイッターの良さであり、欠点でもあります。

最初に書いておくと、悪意じゃないんですよ。
善意だからこそ、誰もが急いでRTするわけです。

ところが。
人間同士のコミュニケーションだけど、使っているのは文字だけ。
そこに表情とか声色とかは入らないから、どうしても「伝言ゲーム」という欠点も強く出てしまう。

そこに難しさと危険性があるわけです。


ちょっと前に、沖縄の皆さんの感情に火をつけて逃げた総理大臣がいたじゃないですか。

そんな人が今の政権を批判しても、説得力ないと思うんだけど。
実は、あの人にもたった1つだけ、大きな功績があります。

それは、「Trust」と「Believe」の違い。

日本語だと、どちらも「信じる」だけど、その重さは全然ちがう。
英英辞典を併用しながら勉強することの大切さを、英語を勉強するすべての人に教えてくれました。

それと同じで、「Emergency」と「Urgency」では、その緊急度がちがう。
Twitter上では、その区別というか、ニュアンスが正しく伝わらずに、「至急」とか「大至急」とか「緊急で」といった言葉で拡散していく。

で。
その結果として。
「生命に関わる緊急事態なのか?」とか。
そんな大事件のように広がっていったりも、するわけです。

しかも。
仮に、その緊急性が本当だったとしても。
とっくに誰かが対応して、落ち着いたとしても。
たくさんの人の「善意」によって、「緊急情報」はどこまでも広がっていく。

誰かのツイート(つぶやき)をRTする時は、必ず、最初の発言者がつぶやいた日時を確認すること。
さらに、その発言者の、その後のつぶやき(訂正とかストップとか)も確認すること。

そういう基本を誰か1人でも守ったら、だいぶ違うと思うんですけどね。


あぁ、あそこの話か、と気づいてる方もいるでしょうけど。
個人名も一緒にネット上で拡散してしまった、そこのご家庭は、何も悪いことはしていない。
いわば、Twitterの欠点の、被害者。

なので、ここでは詳しい情報は書きません。

でも、ここが難しいところなんですけど。
皆さんからの支援が、不要なわけじゃない。
必要なんです。

生命に関わる緊急性は、ない。
だけど、1週間も2週間も放置していいわけじゃない。

「物資が必要です」と紹介されると、途端に全国から大量の支援物資が届く。
「大丈夫です」と訂正されると、途端にまったく届かなくなる。
その中間は、ないんですか?
……という、ここはマスコミとインターネットに共通の問題点。

「物資の要請には数量も」と言う人もいるけど。
「10個だけ」と書いてあっても、100人が送ったら1千個。
あんまり意味ない気がします。


これは、皆さんからの物資をお預かりして、届けに行く私たちにも問題があるとは思うんだけど。
開封して、お届け先の実情に合わせて仕分けをする、そんな人手はない!
……というところが、多いんですよね。

たとえば……
「生鮮品、野菜がまったくなくて、健康に不安です」みたいなことが紹介されて。
その直後、レタス100ケースが届いた、という被災地もあるそうです。
100個じゃなくて、100ケースだそうです。

うちは八百屋じゃねぇ!って、言えばいいじゃないですか。

「とんでもない!」
「私たち全員、本当にありがたいと思ってるんです」
「お気持ちは本当にありがたいんですけど……」

レタスなんて、冷蔵できなければ、あっという間に傷むよ?
それに、1種類を大量に送ってもダメ。
届けるまでの間の段階に、仕分けをする人手なんか、ないんだから。
……と、このブログでは、送ってくださる側の皆さんに、その辺の考慮も求めてみます。

(わがまま?)

いや、私はがんばりますけど。
大規模な組織にそういう送り方をしても、必要としてる人に届かないまま、腐って廃棄されて終わりではないかと。


まぁ、そんなわけで。
Twitterを見て名乗り出て、行ってみたけど。
今日明日とかの、生命に関わるような緊急事態ではありませんでした。

ただでさえ地震と津波で困ってるのに、マスコミやネットの被害にも困ってしまっている、被災者の方がおられるだけでした。

でも。
それを確認して、Twitter上に報告できただけでも、行ってよかったな、と。

そして。
以上に挙げた欠点を、再度ご確認いただいた上で。

・元の発言の日時と、発言者のその後の発言も必ずチェック

RTするにあたっては、1人でも多くの方に、この基本を。
……と、思います。




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Author:安藤二七三
安藤は& 二七三は津波。東北地方太平洋沖地震 &津波。クレーン付き積載車で0泊3日の弾丸ボランティアを週に1~2回。全国からの支援が届きにくい地域に東京から直送中。ご協力をお願いします。〒100-8799 銀座郵便局私書箱469号 救援物資係 ※ガス欠や脱輪、パンクは1万円。積み込み回収は7万円。迷惑ボランティア!と言われる前にこっそり呼んでね

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