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このブログは更新を終了しました。
ネットで見かけただけの見ず知らずの私に、たくさんの物資を託してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

このブログは、支援やボランティアが必要だった「震災直後の記録」として、そのままの状態で残します。

これからは、物資の支援から、消費の支援へ。
被災地に行ってお金を使おう!

次の 2つのサイトを進めています。

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Aug 23, 2013



趣味が高じて買った積載車(クレーン付き)で週に1~2回、水没車を引っ張ったり吊り上げたりしています。
当初は空荷で往復してましたが、現在は皆さまからの救援物資も直送中。
「災害派遣車両」として高速道路が使えるようになり、ブログを始める余裕ができました。

東京での想像と、現実とのギャップ。
これを、少しでも埋めたいんです。


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週末の土日、個人参戦だったボランティアの皆さま、お疲れさまでした。
入れ替わりで東北道に乗って、北に向かってます。

昨日に続いて、水没車に関してのお話を。


水没車の回収には、2つのパターンがあります。

1つは、私がやってるパターン。
これ、邪魔だから!と言われて、動かすパターン。

ただし、昨日も書いたとおり。
自動車は、実印を押した書類に印鑑証明を添えて登録された、動産です。
いくら「邪魔だから!」と頼まれても、積載車に積み込んで、勝手にどこかに持ち去るわけには、いかない。

「まぁ、厳密に言えばそうですけど」
……と、「今は何でもあり!」をにおわせる言い方も、けっこう聞くんですけどね。


で。
もう1つのアプローチは、その所有者から頼まれるパターン。
これが、なかなか微妙なんですよ。

「オレの、私のクルマが、どこそこにある」
「それを回収して、どこそこに持って行ってほしい」

これは、地元の業者さんが自治体から一括受注してて。
要するに市の全額負担で、そういう業者さんが運んでるらしいです。

「クルマ、ありましたか?」
「どこですか?」
「回収しますよ、無料で」
……と、あちこちの家に片っ端から営業をかけてるらしいです。

で。
個人参戦のボランティアとして、そういう業者さんに電話で聞いてみたんですけどね。

オレたちの稼ぎが減るから、俺達の縄張りに入ってこないで。
……と、そこまでハッキリは言われなかったけど。
でも、そういうニュアンスを感じました。

ただ、そういう業者さん達だって、被災者でもあるわけで。
そりゃぁ、稼がなくちゃ大変だ!と、あせりまくってるはず。
それについて、被災してないよそ者がどうこうは言えません。

そういう業者さんの受注額を調べて、それよりも安い金額を市に提示する?

お金が目当てで行くなら自由経済、それは正しい方法だけど。
それって……
病人のお見舞いに花束を持って行って、花代を請求する感じ?

あまり気が進みません。


もう1つ。
クルマの趣味が高じて、奥さんや子どもに内緒で立派なガレージを建てる人は、少なくないけど。
積載車を買っちゃう人って、あんまりいないみたいなのよ。

(けっこう驚かれる)

てんやわんやの非常事態に突然そんな変わり者から電話がきても、何を言ってるんだか、よくわからず。
もしかしたら、そういうニュアンスは、勝手に感じただけ。
気のせいかも?


ただ、このシステムには2つの欠点があると思います。

1つは、生き残った人のクルマしか回収できない。
震災から1ヶ月も経って、いまだに所有者から連絡がなく、あちこちで邪魔だ!と言われてるクルマ達。
そのご主人さまは?
ずっと連絡が取れなかったら?……という点が気になります。

とりあえず、そういうのは後回し!
……ってことなんだろうけど。

もう1つは、市の全額負担だということ。

今回の震災や人災に限らないんだけど。
何かあるとすぐに「県で面倒をみてほしい」とか、「国で補償してほしい」とか、言うじゃないですか。

でも、それって、みんなの税金だよ?
地方の自治体も、国も、無尽蔵な打ち出の小槌を持ってるわけじゃないんだよ?

国に関して、わかりやすくゼロを少なくして表現すると。
年収400万円あるかどうかなのに毎年800万円ぐらい使い続けて、返すアテのない借金が1億円以上。
そんな状況なのに、その家の子どもたちは高速道路が欲しいだとか、新幹線が欲しいだとか、空港が欲しいだとか。
それらの維持費も面倒を見てほしいだとか。
親も、その危機的な財政状況を見て見ぬふりして、大盤振る舞いを続ける。
自分の票を目当てに。

つまり、今の子ども達が将来、働いて返すってことなんですよ。

「国が何をしてくれるか、じゃない」
「国に対して何ができるかだ」
……と言ったのは、アメリカのJFK、ジョン・F・ケネディ大統領。
米ソ冷戦の時代、あわや核戦争か?のキューバ危機で伝説となった人の言葉です。

「国のためなら、子供たちのためなら、自分は死んでもかまわない」
……と、福島第一原発への派遣を志願してる人がいる。
日本でも、そんな話を聞いてます。

私は軟弱なヘタレ、そこまでの根性はないんですけど。

でも、せっかく、クレーン付きの積載車で個人参戦してるんだから。
お金が目当てで来てるわけじゃないんだから。
もっと気軽に、どんどん使ってくれればいいのに。

そう感じることも、最近は多くなってきました。


もっとも、水没車の回収が進んでるのは、ごく一部。
ほとんどのエリアでは、膨大な瓦礫(がれき)の中に水没車が混じってて、とても回収どころじゃない。

「これは船ですか?飛行機ですか?」と聞かれれば、確かに自動車なんだけど。
でも、これを自動車と呼んでいいのかなぁ?
……みたいな、しわくちゃに丸めてゴミ箱に投げ込まれた紙くずのような自動車が、まだまだあちこちにあります。

メディアにくり返し登場する有名な街に支援が集中して、芸能人やスポーツ選手の訪問も報道されている。
その一方で、有名でない無数の町々は、ほとんど手つかずのまま。

そこは、とても気にしつつ。
まだまだ、お役に立てるシーンは多そうだな、と。


あと、もう1つ。
たとえば、パチンコ屋さんとか、大きなスーパーとか。
津波の被害に遭った地域の中の、大きな駐車場みたいなスペースに、そういう業者さんはせっせと水没車を運んでるんですけど。

これって……
余震で次の津波が来た時に、全部やり直しになるのでは?

おそらく、それなりの考えの上に、それなりのシステムがあって。
よそ者が口出しすることじゃないんだろうけど。

でも、そこも気になってます。


たとえば、高台の安全な場所に何ヶ所か、広大な敷地を確保して。
そこに、陸運局の臨時の支局を開設して。
そこに水没車を持ってきてくれたら、1台につき1万円を支払います。
……と宣言したら、クレーン付きの積載車を持ってる人達が全国からやって来て。
1日に5台とか10台とか、奪い合うようにして、あっという間に回収してくれると思うんですよ。

今の仕事よりも稼げるとなれば、全国から集まってくると思うんです。

仕事を放り出して、今すぐにでも被災地に行きたい。
でも、今月の支払いができなくなる。
そういう現実に縛られて良心の呵責に苦しんでる人は、たくさんいるはずですから。

で。
集められた水没車を片っ端から撮影して。
ナンバープレート、車台番号、画像、回収した場所、現在の保管場所。
そういうデータを入力して、オンラインで検索できるようにして、どうしますか?と持ち主に問い合わせる。

大雨とか台風とか津波で広範囲な水没が起きた時に限って、第三者が勝手に移動していいことにする。
個人の所有権や財産権と、社会の公益とを両立させるために。
……というシステムを先に作っておけば。
あるいは、今すぐにでも作ったほうが、とも思うんだけど。

この辺、どうなんでしょう?

地元の業者さんが、1台いくらで受注してるのか、知らないけど。
1台1万円としても、10万台で10億円、15万台で15億円。

すごい金額に思うかもだけど、避難所で過ごしてる人が13万人。
食費が1人1万円としても、それだけで毎月13億円ですからね。

そのぐらいの金額であっという間に街から水没車が片付くなら、いいシステムだと思うんだけどなぁ。


そんな大きな話は、さておき。

水没車とか、漁具とか、動かします。
お気軽に声かけてください。


安藤二七三

アニメーションGIFを作ってみたんだけど、Twitterでは使えないみたいです。
ちゃんと、バイナリーの末尾も書き換えたんだけどな……

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プロフィール

安藤二七三

Author:安藤二七三
安藤は& 二七三は津波。東北地方太平洋沖地震 &津波。クレーン付き積載車で0泊3日の弾丸ボランティアを週に1~2回。全国からの支援が届きにくい地域に東京から直送中。ご協力をお願いします。〒100-8799 銀座郵便局私書箱469号 救援物資係 ※ガス欠や脱輪、パンクは1万円。積み込み回収は7万円。迷惑ボランティア!と言われる前にこっそり呼んでね

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